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ヨーロッパインポート布地専門店ファン

ヨーロッパインポート生地専門店

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vol.7 日本のインポート布地の歩み、これからのインポート布地
★始まりはやはり「もっかりまっか!」の大阪商人

ヨーロッパの高級ファッションをいち早く、広く日本に紹介したのは、東京の商人ではなく、やはり大阪商人だったのです。
敗戦後の荒廃した経済的にも疲弊著しい日本の中で、ファッションの一歩先を行く、神戸の山の手の奥様方が、やっと世の中が落ち着き始めた頃、より高いおしゃれを求め始めました。
その声に答えるベく、神戸と大阪の小さな布地商の中で先見の明がある若い人達が国産布地でなくヨーロッパ輸入の婦人服地を種々の苦労をかいぐり扱い始めたのがこの業界の幕開けとなったのです。
昭和30年代には関西系の専業卸商が20〜30社そして東京にも3〜4社誕生しており、これらの数少ない専業卸商が大変な降盛期を向かえます。
まだ規模は小さな卸商ですが、どんどんヨーロッパ仕入れに行き、種々のルートを開発してゆきます。
経済復興が軌道に乗りはじめ、街ではオーダーメード服が全盛期を向かえ、オートクチュール店がどんどん増加しました。
しかしまだまだ、既製服だけで全てのおしゃれ満足を得れる程の成熟度がありませんでした。
戦後の自由さ、又海外の情報が盛んに入って来出すと、戦後の再生日本を導いたアメリカ軍とアメリカ文化の影響も大きくなってきました。
ともかく、若い女性デザイナー(洋裁業)が花形の職業となり、当時の少女達の憧れの仕事は「デザイナーになること」でした。
又ドレメ等の洋裁専門学校も生徒であふれ、年頃の女性は女学校を出て、花嫁修行のひとつとして洋裁を学びました。仕事としてオートクチュール店で独立した女性達が毎年、本物のファッションショーにふれて学ぶために、専業卸商の組合が彼女たちを招待、飛行機をチャーターし、パリやミラノのファッションツアーを毎年盛んに行っておりました。
まだ、今日のように誰もが気軽に海外旅行ができる時代ではなかった頃です。すごいですね!特に日本の(政財界人など)富裕層の奥様方や、高名な女優さん方、又戦後間もなくの頃はアメリカ軍関係の高官の奥様方も含めてヨーロッパからどんどん輸入されてくる最高にぜいたくな服地を使ったオートクチュール服を、まさにどんどん受け入れた時代でした。
年代が進み、洋画も盛んに上映され、あのオードリーヘップバーンとジバンシーの服に目をうばわれ、グレースケリーのエレガントを知ります。
増々おしゃれに対する理解と憧れが高まる中、当時のヨーロッパには素晴らしいメーカーがあり、布地の芸術品、絶品というべき品々も盛んに輸入されて来ました。
そしてそれらの高価な品が飛ぶように売れてしまう時代でありました。
やがて昭和40年後半より50年〜60年代と時代が移ると共に、ヨーロッパファッションも、オートクチュールからプレタポルテ(高級既製服)にその主力が移行します。
ミラショーンやクレージュ、ディオール等のブランド高級既製服を、今まで輸入服地を主力で扱っていた輸入専門商社や輸入専門業問屋が日本に紹介してゆきます。
当初はこれらを扱う小売専門店もまだ少なく、特に大阪、神戸、京都そして東京にも良いお店が誕生しはじめて来ました。(当店の姉妹店とも言うべきニューシマズもそのひとつです。
現在もファンの近くにありセレクトショップとして高い人気を得ております)その紹介、普及に大きな貢献をしたのはデパート内に次々と設けられたブランドショップです。
東京の高級大型専門店としては、サンモトヤマや銀座和光があります。こうして既製服全盛期の「現在」をむかえている訳です。
もちろんこれにともなって各専業問屋も大きく年商額を増加させてゆきました。しかし、そんな既製服の輝かしい歴史の一方でオートクチュールの服の伝統は生き続けており、ぜいたくな貴重性を求めるおしゃれな女性に支持され続けております。

★「今」だからこそインポート布地をお試しいただきたいのです!

さて、「これから」の時代は、逆に既製服があふれる中で、「オンリーワンの服」こそ真のぜいたくなファッションとして新たな方向でその価値をみつめられつつあります。
どんな有名ブランドの服でも既製服である以上「一着生産」というわけにはいきません。
最低単価でも何10着、何100着と同じ服が市場に出回るわけです。
オートクチュールの服は、ただ一人の為に作られた服で、その人のためにその個性と好みに合わせて製作されるという極めてぜいたくな服なのです。
このような「オートクチュール」のおしゃれな服も、制作する方によっていろいろな製作意図があるので安い素材、布地での服作りもけっして悪くはありません。
しかし、日本の現代女性は、海外旅行でのショッピングや国高級ブランドショップの目覚ましい発展、ブランドファッション雑誌における商品紹介からの知識等により、良い物、たしかな物、本物を見抜く真の目をしっかり持っておられます。
だから、より良い服作りを求めるならば、「本場の本物」の布地を使って、ご自分の個性を生かせるデザインの、上質な布地を求めるのは当然のことと思います。ここにfanのコンセプトが皆様に受け入れられる基本があると思われます。
fanの扱う布地こそ「ヨーロッパの本物」そのものなのですから。fanが主張する「出来上がりがだんぜん違います」という言葉の意味をご理解いただけることでしょう。





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