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ヨーロッパインポート布地専門店ファン

ヨーロッパインポート生地専門店

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vol.4 インポート布地あれこれ2
★以外と知らないあんなことこんなことU

☆著名デザイナーがパリ・コレ、ミラノコレクション等の発表の為にテキスタイルメーカーに発注する布地ですが、一着分しか製作するという訳にはいきません。ある製作ロットまで作らねばならないのです。当然コレクション用の服を作った残りの貴重な布地やその後各デザイナーブランドの新作プレタポルテ用の布地の内製品化されて残った布地などが行き先を失ってしまいます。
しかし、これらの貴重な布地は種々のルートを経てイタリアのある特定の所(これは秘密です)に集められます。例えば私たちfanはこのようなところに出向き、交渉に交渉を重ね、数々の条件をクリアしてやっと日本のみなさまに商品を供給できるのです。通常の卸売り商ルートには決して上がりません。こう考えると貴重だというのが実感できます!!



このように倉庫のようなところで交渉を重ねます



☆スイスコットンの最上質物、コシラン社のカットボイル(シーアイランドコットンと呼ばれる=海島綿)は、本来東インド諸島で栽培された長繊維で、張りとしなやかさがあり、何年たっても氷のような透明感が持続し、さわやかな風合いでしかもしわになりません。着ていても素晴らしい着心地です。「コットンのダイアモンド」といわれるゆえんです。
栽培地の気候条件が大事で、一般に綿花は機械で刈り込むのですが、海島綿はこの長い繊維を切らぬように極限まで長くかりとるために手でつむぎとります。コシラン社はこの海島綿を使っていましたが、今では、これにおとらぬ最上質のエジプト綿も使っています。ですから少々値は張りますが最高級のカッとボイルが出来るのです。無地もありますが、特に黒は高温多湿の日本の盛夏の礼服に最高です。礼服は黒色というのが一般的。それだけに素材の善し悪しが一番でてくるのです。




スイスコットンメーカーの聖地サンガーレン



それともう一つ、皆様もご存知の高級プレタポルテ「アクリス(AKRIS)」はこのコシラン社の親会社です。コシランはこの親会社の生地部門なのです。従って、アクリスはとても上質な布地で作られているということになります。これも「アクリス」の人気のひとつでしょう。

☆ヨーロッパのブランドで海島綿を使っているのは「マダムグレ」ブランドの布地です。コットンカットボイルのプリントです。プリントの中では一番高価とも言えます。市価で着分12万〜13万円もします。このブランドの布地は実はスイスのメーカー、ゲスナー社が製造しているのです。まさにオートクチュール用の生地。とても既製服には高価で使えません。160番の双糸という極細糸なのです。まさにこれも芸術品!!

★プリント布地で色落ち!困った!

☆プリントの布地を使用したお洋服で汗をかいたら、わきの下などに色がにじんで出てしまったと言うことはありませんか?洗ったら今度は色がにじんで出てしまった!こんな時には良い方法があるのです。知っておくと便利ですよ!皆様が入ったお風呂のお湯を抜かずに一晩それにつけておいてください。色が出てしまった物はおさまり、色留めがかけられます。誰も入浴されてない、さらのお湯でなく、入った残り湯を利用するという事をお忘れなく。まさにちょっとした不思議です。
特に夏物コットンで色落ちがよくあります。ヨーロッパの人は、基本的にクリーニングに出すのが原則だそうですが、湿気の多い日本は水洗いする方が多いのでこの問題が出ます。布地のお値段とは関係なく10数万円もするコットンやシルクでも色が出るものはあります。安物だから出るのではありません。しかし、最近では色落ちのクレームも極めて減少しておりますが、とにかく万が一出てしまったらこの方法を使ってみましょう。

★通常のインポート布地の仕入のながれ

基本的に、ヨーロッパ輸入専業商社(卸売り業)がヨーロッパの取り引きメーカーを事前に回り、来年度の新しいサンプルを見て仕入れの大枠を決定して帰ります。年2シーズンで春夏物にわけられます。ですから年2回現地に行くことになります。
後日ヨーロッパの布地メーカーが日本に来て細かい詰めをします。そして正式に契約が交わされ、そのシーズンの仕入れが決定されます。日本の商社はこのようにして、揃えた新しいサンプル(ハンガーに掛けて見せるのでハンガーサンプルと言われます)を使って、日本のお客様向けに春夏物は4〜5月、秋冬物は12〜1月に契約会を実施します。
この場で全国の一流オートクチュールや、洋装店、デパート、布地専門店、布地ブローカー等にこのサンプルを見せてそれぞれに事前注文をつけてもらいます。「このパターンのこのカラーの布地を、スーツ分」とか「ジャケット分」とか好みで細かく注文が出せます。これは契約仕入れといわれます。ハイセンスでハイクオリティーな品々が見事に揃っております。仕入れ値は当然正規プライスで、バーゲンプライスはいっさいありません。
こうして予約契約された品々は春夏物は次年の1〜2月に、又秋冬物は8〜9月に納入されるわけです。もし一般の消費者の方々にお見せしたらどうでしょう。少しでもインポート物を知っている方でも「エッ!こんなに原価って高いの!!」と驚くことでしょう。




商談で見本として使われるスワッチ


★気になる卸値っていくらくらい?

大まかに述べると、夏物コットンは最低プライスで1m7000円、通常で12000〜20000円ぐらい。秋冬では12000〜30000円、ちょっと特徴的な品ですと4〜7万もします。又、ブランド名が入ると20000円以上は当たり前のプライスです。当店に通い慣れたお客様でも、きっとその高価格にためいきをおつきになることでしょう。このように素晴らしい布地は、これが当然のプライスなのです。
一般市価だと着分で一番安い品でも50000円、通常でも70000〜80000円代、少し上で90000、120000円。さらに極上品だと150000〜3、400000万円、特徴的なレースになると600000〜700000円程もするのが常識なのです。

高価なだけに、たしかに素敵な品ばかりです。このようにして、自店に合う品々を予約するのです。もちろん、そのシーズンにこの予約契約品を納入しシーズン盛期には、それぞれ現物として、その他の品を販売いたしますが、予約契約された品のリピートは殆どありません。それで売り切れとなるのです。ですから、原則としてヨーロッパインポート布地は巻生地で在庫を持って切って売るというような(国産屋さんはまだ多い)ことはありません。一点ずつが貴重でオリジナル性の強い物なのです。




とあるメーカーの倉庫


一方既製服メーカー向けの価格の押さえられた物は、メーカーの構成オートクチュールのメーカーとは違う為、これはこれで製品向けのサンプルが揃えられ契約に入ります。オートクチュール向けのような高級な布地は、ほとんど使用出来ない為、同じ布地が売られると言う事ははありません。

もちろん私たちfanでも、この契約会には足を運びます。ですがこれらの品は、市価の1/3や1/4等の価格にしてお売りすることはできません。そのようなことをしてしまったら仕入れコストの半分も満たなくなってしまいます。かといって、皆様に粗悪な品を提供することは絶対にできません。「最高級の品を最低の価格で!」これを実現するために私たちは現地イタリアに赴き、できうる限りの中間マージンを廃し、着分2000円!(現地ヨーロッパでも実現するのは難しい価格です)などお求めやすい価格を実現しております!





メーカーの布地運搬用トラック



もう一つの無視できない仕入れルートとして直接テキスタイルメーカーに赴くと言う方法があります。これも大変強力な仕入れルートとなっております。

これにはまた違う仕入れ上のメリットがあります。
例えば今fanには著名デザイナーブランドの、それも今年の新しい布地がどんどん入って来ています(シャネル、アルマーニ、ベルサーチ、クリッツィア、マックスマーラ、グッチ、エルメス、ミッソーニ、モスキーノ、アイスバーグ、ジェニー、セリーヌ、ブルーマリーン等)。
これらはニュープレタポルテとして使用されたそのままの布地達ですので、イタリア本国では規制が厳しく、販売してはいけない事になっています。でも、外国である日本では話は別です。このようにして入荷した品はとてつもなく貴重な品となります。なにせ「パリコレ」等で使用した布地がそのまま手にはいるのですから!でも。。。残念ながら入荷は不定期。fanでも大変人気が高く入荷と同時にすぐ売り切れてしまいます。(緊急入荷品と言うことで大変お安くしているせいもありますが)ですから、このような布地を手に入れたい方はこまめにお店をチェックしてください!




メーカーの倉庫から、これは!と思える品を見つけだす。
結構大変な作業なのです!





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